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近年，イリーガル現象が多数報告されている．
イリーガル現象とは，キャラクター自身の実体がプログラムの有効でない非論理的空間に離れてしまう現象である（http://dneoplaving.blog.fc2.com/blog-entry-22.html）．
イリーガルの定義は各研究機関により様々であったが，イリーガル現象対策委員会の設立により「イリーガル現象が発生しているキャラクター自身」と統一定義された．
我々を含む多くの機関がイリーガル現象の研究に取り組み，現在，イリーガルにはα型とβ型，NULL型に分類できることが明らかである．

α型とβ型は性質・原因が大きく異なる．
α型の性質はキャラクター自身の実体はプログラムの有効でない非論理的空間に離れてしまうがキャラクターの虚像が残る．
しかし，β型の性質はキャラクター自身の実体はプログラムの有効でない非論理的空間に離れてしまうがキャラクターの虚像すら残らない．
α型は慣用的にラガー（Lagger）と呼称され，β型は同様にワーパー（Warper）と呼称されるのは，これらの性質によるものである．
α型，β型の主な原因として主張されているのはイリーガル自体の環境に起因するものである．
α型の原因は主にイリーガル自体の通信環境と考えられ，β型の原因は主にイリーガル自体の物理環境と考えられている．
α型はキャラクターの虚像が残ることから，クライアントとサーバー間でのパケット通信を行う際，粗悪な通信環境がキャラクターの座標を滑らかにサーバーに送信できていない可能性が高い．
しかし，β型はキャラクターの虚像すら残らないことから，クライアントとサーバー間でのパケット通信を行う際，粗悪な物理環境がキャラクターの座標を計算できないため，パケットを途切れ途切れに送信してしまっている可能性が高い．
なお，α型でも通信停止はキャラクターの虚像すら残らない場合もある．
これらα型，β型はイリーガル自体の環境改善が重要とされ，具体的な対策方法については提案されていないのが現状である．
今後も我々，ケメズコーポレーションではα型，β型の具体的な対策方法について検討していくことが課題となっている．

NULL型はα型，β型に属さないイリーガルとされている．
NULL型は性質・原因共に不明確である．
我々の調査ではNULL型の一部である記憶領域に起因したイリーガルを発見した．
これを我々はH（HDD：記憶領域）型と呼称している．
H型はプログラムの位置する場所，つまりHDDの状態により発生するイリーガルであると考えている．
H型はα型の原因の一部として捉えることも可能であるが，物理環境の計算能力が直接的要因でないことからNULL型に分類される．
なお，H型の性質はα型の性質と同様，キャラクター自身の実体はプログラムの有効でない非論理的空間に離れてしまうがキャラクターの虚像が残る．
α型，β型と大きく異なるのは，H型の対象は自分自身である場合が多いことである．
そのため，HDDの状態がその日の調子に間接的に結びついていることを現時点で把握している．
これは，レティクルの締りや被弾ブレ，被弾ロスなどに影響していると考えられるためである．

本研究では，H型の存在を確立するための調査とレティクルの締りや被弾ブレ，被弾ロスなどの影響量を調査する．
調査方法はHDD，SSD，RamDisk（http://www.geocities.jp/yterad/PC/PC_21.html）からゲームを立ち上げ，120Hzで動画を撮影し，細分化するのが最も適切であると考える．
H型の防止法は後ほど速報形式にまとめる．



クランブログに載せる途中のメモ．
実験用の物資を調達してくるので3日くらいいません．